想像以上に良かった

眼鏡×秋紀ルート。
前回のゲームで秋紀ちゃんの扱いがあまり良くなくて、ストーリーの長さも短かったんで今回もそんな感じなんだろうか〜と思ったら、いい意味で裏切られました。
以降ネタばれ。クリア済みの方のみ反転で。
全体的な感想は「少女マンガを見ているようだ」です。もちろんいい意味で。18禁シーンに限ってはそうとも言えませんが。いや、最近の少女マンガはすごいからな、描写が。この程度なら許容範囲か・・?いや少女マンガは18歳未満のお嬢さんも見るからな。許容は出来ないわな。
高校生と社会人、という設定は少女マンガでは結構良く見ますし、なんと言っても秋紀ちゃんが思わずちゃん付けしたくなるほど可愛くてまるで女の子みたいで。ストーリー的にも突然居なくなってしまった秋紀ちゃんを眼鏡が空港まで追い掛けて行っているあたりが王道かな、と。
まず、冒頭の花見のシーンですでに萌えました。
眼鏡が優しくて。
「秋紀が楽しいならそれでいい」
なーんて前回のゲームじゃまず口にしなかったセリフでしょう。
優しい眼鏡好きなんで、このあたりですでにきゅんきゅん来た。
そして、秋紀とふたりでソファでくつろぐシーンで、眼鏡が、
「・・・退屈か?」
と秋紀に尋ねるシーンが!
短いセリフながら秋紀を思いっ切り気遣ってるよ飼い猫扱いしかしていない割には眼鏡秋紀ちゃんのこと結構好きなんじゃん本気で飼い猫としか思ってなかったらこんなふうに気遣ったりせんよ?・・・とこのあたりですでにかなり萌えました。
でも眼鏡は、
「僕は、克哉さんの飼い猫以上にはなれないのかな」
要約するとこういったことを尋ねる秋紀ちゃんに対して、
「出で行きたければ好きに出て行け。おまえが俺の飼い猫のままでいるのなら、好きなだけここにいればいい」
と言いましたね。言いましたね!後ろから眼鏡どついてやろうかと思いましたよ秋紀ちゃんが可哀そうで。
これは言われた方はきついですよ。
眼鏡の傍に居たいのは当然ですよね、本気で好きなんですから。でも飼い猫のままじゃ耐えられなくなってしまったという秋紀ちゃんのご意見はごもっとも。恋人としてきちんと認めてもらいたいって言ってるんですよもう1年以上一緒にいたんだからいい加減分かってあげなさいよ秋紀ちゃんのこと!・・・って画面に向かってひとりぶつぶつ言ってましたです。
でも眼鏡の気持ちも分かっちゃうんですよねぇ。主と飼い猫。この微妙な関係が眼鏡にとっては一番不安になることのない関係だったんだろうな、と。一度信じた相手に簡単に裏切られるという過去を経験してましうと、その後、完全には相手のことを信じ切れなくて後一歩が踏み出せなくなっちゃうって言うか。ブレーキが掛っちゃうと言うか。
んで眼鏡にそう言われた後眼鏡をなじるでもなく怒り出すわけでもなく、静かに涙を一筋流して、
「・・・ごめんなさい」
とだけ言って部屋を出て行く秋紀ちゃん。
切ないです・・・。
眼鏡さっさと追い掛けろー!、とまたどつきたくなりました。
その時は追い掛けなかったけど、とりあえず手紙読んだ後に探しに出たので良しとして。
この手紙がまた、泣かせるんですよね。秋紀ちゃんの想いてんこ盛り。
そしてようやく秋紀ちゃんを探す気になり外へ出て、行った先でまだ25歳なのにおっさんと呼ばれる可哀そうな眼鏡。
で、クラブの後に行った秋紀の元自宅付近で、怪しまれないようにと近所の主婦に愛想のよい営業マン演じる眼鏡に偉く萌えました!おお、ちゃんとこういう営業スマイル出来るんだな、と。
で。
秋紀ちゃんから、最後に声が聞きたい、と掛って来た携帯電話のバックに流れた空港のアナウンスを聞き逃さなかった眼鏡がアナウンスが告げたその行先に該当する便を携帯で検索して。
そして空港に降り立ち。
秋紀ちゃん、無事げっとー!
良かったねぇ、秋紀ちゃん。後ろから抱き締められてるよ。ほんとに良かったね、うわーん!
秋紀の両親が離婚したことを言わなかったことを最初責めた眼鏡が、
「俺にお前を責める権利なんてない。むしろお前が俺を責めていい」
と言った瞬間に、とうとう秋紀ちゃんに本気で向き合うことに決めたんだ、と思いました。
飼い猫から恋人へ昇格しましたね。そして、
「一方的に相談させなかったのは、俺の責任だ」
って。自分の責任認めましたね。
大人になったねぇ。成長したねぇ。
「悪かったな、秋紀」
「ごめんな、秋紀」
謝ってるよ〜。あの眼鏡が。
「克哉さんに謝られたらどうしていいか分かんないよ」
・・・私も分かりません。すっかり秋紀に感情移入してます。
そして眼鏡は秋紀ちゃんを恋人として受け入れたわけですね。
いやー。良かった良かった。
恋人として付き合い始めいたその後、眼鏡は秋紀ちゃんを学校までお出迎え、なんてこともしてるらしい。べた惚れですね。眼鏡さん。
眼鏡の出る幕なんて一切ないほどスムーズに、親に眼鏡との同居の許可を取り付けちゃった秋紀ちゃんも凄い!
あらゆる意味で成長してますね。
秋紀ちゃんって後5年ぐらいすると中身もしっかりしつつ見目も麗しい好青年になりそうな気がします。不仲で放任主義の親の元でちょっと拗ねてしまっていたけど、本当はいい子なんだなって、今回のストーリーで分かりましたし。
眼鏡もうかうかしてると他の人に秋紀ちゃん取られるぞー。
しかしまぁ、秋紀ちゃんの成長を微笑ましく思っちゃうあたり、恋人って言うより、「眼鏡パパ」ですな。すごい頑固親父になりそ。
・・・って。
ありゃ外でそのまま押し倒しますか!
いやいいですけど。秋紀ちゃんがいいならそれでいいですけど。
BADエンドにあたるのかな、再調教エンドも結構好きです。秋紀ちゃんが色っぽくて。眼鏡の言葉攻めが艶っぽくて良い感じです。

というわけで眼鏡×秋紀ルート感想でした。長っ。
無駄に長い文章を読んでくださってありがとうございました。
明日も早いのでそろそろ寝ます。おやすみなさい。