克哉×片桐ルート感想後編

克哉×片桐ルート感想の後半戦です。
きっと攻略中の方もまだまだいらっしゃると思うので反転しますね。ネタばれオッケーな方のみどうぞ。
片桐課長がリストラ宣告されたことを本多から聞いた眼鏡が片桐課長宅に出向き、何故相談してくれなかったのか、と詰め寄るシーンがありますね。
そして片桐課長はこんな自分は佐伯君にはふさわしくないと別れを切り出すわけです。
ここの選択肢、眼鏡の性格を考えると一旦、「わかりました」を選択して、一度その場から離れて数日して片桐課長が落ち着いた頃を見計らってもう一度きちんと話し合いの場を持つような気がしましたが、ここではやはり「嫌です」を選択した方が無難だろうとそちらをクリック。
課長は、今幸せな分不安になると言いました。その気持ちは分からないではないです。
今ある幸せはいつ何時何があって呆気なく壊れてしまうかも知れないって、そんな不安感を感じたことのある人はきっと多いと思いますし。
で、私がほろりと来たのはこの片桐課長の想いではなく、眼鏡の想いの方でした。
「俺は、あなたと付き合うようになってからそんな考えを捨てるように俺なりに伝えて来たつもりでした。でも、まったく伝わってなかったんですね」
「俺があなたをどれだけ想っているかということも何もかも・・・」
「あなたを抱くことはその証明にはならなかったんですか」
このあたりがね・・・。普段あまり自分の想いを口にしない眼鏡のセリフだけにね。こう、ずーんと来たんです。ただの欲求のはけ口としてあなたを抱いていたわけじゃないようなことも言ってましたね。
相手を慈しむための行為。言葉にしない代わりにその行為に眼鏡なりに片桐課長に対する想いを込めてたんだろうな、と。きゅん、と来ましたね。
「俺だってあなたと同じように悩むし迷うし後悔だってする。そんなことを見ようともしないで、あなたの中で勝手な理想像を作って捨てられるなんて言わないでください」
もうこの人間臭い眼鏡のセリフにやられました。こういう眼鏡は決して嫌いじゃないです。色々な意見あると思いますけど。こういった眼鏡よりももっと鬼畜度の高い眼鏡の方が彼らしくていいという意見もありそうですよね。でも私はこの眼鏡はむしろ好きです。
ノマの性格も多分に影響してるんじゃないかと思われるようなセリフで、やっぱりノマと眼鏡は同一人物なんだなぁ、と感じさせるセリフだなぁ、と。Rにそそのかされて鬼畜度振り切らなくて良かったです。
だからこのルートの最後の方で、Rに眼鏡がこう告げるシーンに深く納得。
「もうひとりの<オレ>も、今の俺も、すべて俺自身で俺の一部だ」
このセリフ好きです。すべてを受け止める覚悟の出来た男の潔さというか、吹っ切れた男の強さというか。そんなものが前面に出てるような気がします。
そしてびっくりしたのは指輪送りながらのプロポーズだ!
眼鏡がまさかそこまでやるとは・・・あの眼鏡が。
もうすっかり乙女モードスイッチオンで道路の真ん中で泣いちゃう片桐課長。本当に乙女だわ。
そして、プロポーズの後で自分のマンションに片桐課長を連れて来た眼鏡。
俺のマンションにももっと来てください、と片桐課長に告げた眼鏡が続けて、
「アレも持って来てかまいませんから」
って言うもんだから、もしかしてアレってやっぱりアレかアレなのか・・・?と期待したら、
「あの黄色い鳥です」
と言われて何やら私が嬉しかったです。そうか前回のゲームで外に飛ばしちゃうくらいたいして好きでもない鳥をマンションで飼うのも厭わないくらいに片桐課長が好きなんだなそんなにふたりで自分の家で思い出が作りたいんだな眼鏡!
ラストの、片桐課長の家で桜を見ながら将来設計について語るシーンも風情があって良かったですね。
夏あたりになったら、あの縁側で浴衣姿で日本酒を酌み交わすのもいいかも知れません。
絵になるだろうな。ふたりの浴衣姿。
で、このルートプレイ後に鬼畜打やっちゃったもんで、そこに登場した眼鏡見て、
「・・・あんた誰?」
状態でした。人格違い過ぎる。
そして前回のゲームの影響もありまた課長に刺されるんじゃないかと選択肢選びながらドキドキしていたのも事実です。

また長くなってしまったプレイ感想でした。
このルートの眼鏡も好きだなぁ。一番眼鏡が人間臭いルートかも知れませんけど。
では、このへんで。
拍手、ありがとうございました!
いつも感謝してます!