鬼畜眼鏡R克哉×本多ルートプレイ感想

かなり以前に書いたものですが、下書きに書いておいてうっかり更新するのを忘れていたという代物。
発売日から月日も経ちましたし、反転せずに書きますね。


克哉×本多ルートのふたりの会話が好きです。
立場が対等だし昔からお互い良く知ってるしで、ぽんぽん言い合うでしょう。気持ちいいんですよね。
他のルートに比べてあまり甘さのない(笑)花見シーンも好き。
花見シーンで一番好きな会話は、これかな。
「悔しかったら、早く稼げるようになって、俺のところよりも広いところに住めるようになれ」
という眼鏡に対して、
「いまに見てろよ、すぐにおまえが居候させてくれって言うようなでっかい豪邸建ててやるからな」
と返す本多。で、眼鏡が一言。
「はいはい」
って言うんですが、このはいはいがね。妙にツボった・・・。
いきがったこと言う子供を親があやしてるみたいな、はいはい。なんだかんだ言って本多は克哉の手の上でいいように遊ばれている感じがしてそこが非常に萌えです。
しかし海鮮カレーのシーンは本当に笑った。
だって生の海鮮にカレーって、ありえない。
「本多、海鮮丼もカレーもそれぞれが美味いのは認めよう。だが、それは一緒にする必要はあるのか?」
・・・ないと思います。
この台詞なんてその代表格ですが、今回のゲームではもしかしたら眼鏡が一番常識人なんじゃないか、と思わせるような発言が多々あるので、お母さんはその成長ぶりに涙が出るほど嬉しさを感じています。
大人になったというか、すごくしっかりして来たね眼鏡くん、と思ったのが、MGNに挨拶にとやって来た本多に対してこう促すシーンですかね。
「いきなり行っても担当者が手が空いてないかも知れないだろ。担当者にはお前が挨拶に来ると話を通しておいてやる」
本多のために色々と先回りして手を打っている眼鏡。本多のためなら協力を惜しまないってわけですか。本多限定で世話焼きな眼鏡、いいですね。
私が良いな〜と思ったのが、本多がミネラルウォーターを眼鏡に投げるシーン。
色気の片鱗もないんですけど、ああ、このふたりだからこそ出来るシーンだな、と思ったんですよ。
「投げるな、馬鹿。あぶないだろ」
「安心しろ、コントロールはばっちりだ」
「そういうことじゃない」
こんな何気ない会話に萌える萌える。付き合いが長くてお互い気心知れた仲だからこその会話だからでしょうか。
で、この後のふたりの会話がまた印象的です。
「本多。俺達は互いに別の行き方を選び、それを互いに尊重している」
「ああ、そうだな」
「俺達の関係は、どちらかが頼ったり手助けして成り立っているわけじやないだろう?それが分かっているからこそ、俺達は上手くいってるんだと思っていたんだが、お前は違うのか?」
「いや、違わねぇよ」
この会話にこのふたりの関係のすべてが集約されているような気がしました。互いに尊重しているから成り立っている関係。共に暮らしていて一番近い場所にありながらも、別々の道を歩んでいるふたり。ほど良い距離感が保たれている関係。ああ、そうかここに私はこのふたりのCPの魅力を感じているんだな、と実感させられた台詞でした。でもさらりとしているように見えて決して熱くないわけではない。またそこが魅力的なんだと思います。
途中眼鏡の夢の中にノマが出て来て、まさか克哉×本多ルートで克×克が見られると思わずに狂喜乱舞しましたとも。少々切ないシーンではありましたが。
切ない、という感情にはあまり縁のないCPだと思ってましたが、本多が自分だけではなく克哉の身の危険をも感じ、克哉に危険が及ばないようにと別れを決意しそれを口にするシーンはさすがに切なかったです。
けれどその別れ話に対しての眼鏡の反応の仕方が、案外あっさりしていると思ったのは私だけですか?
(だがこれもいい機会なのかも知れない。こいつはオフが明けたらイタリアに戻る。俺はこのまま日本に残る。遠距離恋愛するにしてもこの距離じゃ遠過ぎるし大体俺の趣味じゃない。今のうちに綺麗さっぱり別れてしまうのもひとつの手だ)
って、片桐課長ルートの時の反応と随分違くないですか眼鏡!
片桐課長の時ははっきりと即答で嫌だ、って言ったよね?言ったよね!
嫌だと言わない選択肢もそりゃあありましたが。
アレですかね、片桐課長の場合はここで別れたら本当にもう終わってしまう、とそんな危機感があったんですかね。ほら片桐課長あれで一度思い込むとなかなか自分の考え変えてくれそうもないから。
「じゃあな」・・・って、眼鏡あんたそんな簡単に本多の前から去っちゃうの?片桐ルートじゃ必死に片桐課長の考えを改めさせようと訴えてたのにここでは一切それはないんかい!
自分から別れを切り出したとは言え本多が不憫でなりませんでしたよ。
でもその後自宅マンションに戻った眼鏡が、部屋に誰もいないことの寂しさを感じながら本多が別れを切り出した理由を考えていたシーンを見てほっと胸撫で下ろしました。ああ、眼鏡は本多の別れ話を完全に受け入れたわけじゃなくて、とりあえず一度本多と離れて自宅に戻り、今の状況を整理するためにひとりで考え事をしたかっただけなんじゃないかと、そう思えましたから。
それでもやっぱり眼鏡は自分の精神状態の不安定さに本多が気付くのを恐れてる所為で、ヨリを戻そうとは考えないご様子。
(今自分の心の中に広がっているこの思い。これはただの疲労感に違いない。間違っても空虚感や喪失感ではない)
って自分に言い聞かせてしまうんですよねぇ。いや、それは間違いなく本多を失ったことの空虚感や喪失感だらね。眼鏡♪
そしてこの先どうなるんかなといそいそと先に進めたら・・・、
あれま土下座ですか!本多くん!
いやー。そう来るとは想像もしませんで。それも公衆の面前の公園で(周囲に人はいなかったらしいが)地に額を付けんばかりに。そこまでしてヨリ戻したいんですね眼鏡のこと好きなんですね!しかしたった2週間離れただけですよどんだけ眼鏡好きなんですか本多。
そんなことされちゃった眼鏡くん、驚いたのは当然としてもその後、
(される側のことも考えずに土下座するこの男を踏み付けにしてしまおうかという衝動に一瞬駆られた)
と思ったようです。これには笑いました。
その後噴水に飛び込む羽目になってしまったふたりのシーンでの選択肢は、殴る蹴る奥の手全部選んでみました(笑)微妙にセリフ違いますね。そして眼鏡の、
「・・・来いよ」
のセリフに激しく萌えた、と言うか動揺しました。何やらあらゆる妄想が。ここで受け眼鏡が頭の中に浮かんできて困っちゃいました。
あ。奥の手ってキスだったんですね。もっとすごいことするのかと思ったよ。
でキスされてうろたえる本多が可愛いです。
「ほら。その顔も隙だらけだ。もう一度キスしたくなる」
なんて言ってしまう眼鏡がまた色っぽい!んで、ヨリを戻さないと言いながら再度熱烈とも言えるキスを仕掛けて来る眼鏡に本多が送った一言。
「おまえ、やっぱり俺のこと好きだろう。でなきゃこんなキスしねぇよ」
いやもう何と言ったらいいのか。ごちそうさまですもうお腹いっぱいです。
公園のベンチに腰掛けての会話もいいです。
「おまえはもう少し頭で考えてから行動しろ」
この眼鏡のセリフは私も以前言われたことがあるような気が・・・・そういえば本多って私と星座一緒だな。性格似てるのかなあまり嬉しくなかったりしますが(笑)。
そしてイタリアで仕立てた一点もののオーダースーツ、のところで激しく反応。
オーダースーツって、その人の体型に合うように肩幅から背丈から袖丈から腰回りから足の長さまですべて図ってジャストサイズのもの作ってくれるんですよね。だから出来上がった時に着てみると既製服よりも数段見栄えがいいので、きっと眼鏡スタイルいいからジャストサイズのスーツ着たら映えるだろうな、と。想像して萌えてました♪
眼鏡も自分の中に心の迷いや葛藤があったことを本多に打ち明けて(かなり抽象的ではありましたが)ひとつのヤマを乗り越えて更にいい関係性を築いていくふたり。
なんだかんだ言っても眼鏡もヨリを戻すことを承諾し、これにて円満解決〜。
そしてここが公共の場だというのを知りつつも身体を近付けるふたりでした・・・が。
あのまま抱きたい気持ちはあった。だがさすがにこの公園では問題がある。それにそう長くは楽しめまい・・・っいう眼鏡の独白があったんですけど、秋紀ちゃんルートの時と言ってること全然違うんですけどこの眼鏡くんは!
で、ラストはやっぱり本多が眼鏡を下にするのしないのって話になるわけですね。このふたりの永遠のテーマだからなこれは。
(だがここまで期待されると叶えてやってもいいかも知れないという気が起こるな)
ちょ・・・っ、えええ!
いいんだ、眼鏡。下でも!
うわー、見てみたい、と思っている眼鏡ファンのお嬢さん結構多いと思いますよ?
どうですかすぷれいさん。次は果実で眼鏡受け。
とまあこんな感じですかね。克哉×本多の感想は。
ラストの愛情が根底にある憎まれ口合戦(笑)もとても楽しかったです。眼鏡×本多の仲の良さを再認識したルートでした。
それでは、お目汚し失礼いたしました!
拍手ありがとうございました!
また来てくださいね。