SS制作裏話

「I don't match you 堂上編」の制作裏話。今日はこのテーマで。
色々ネタバレ未読の方は要注意。
実は郁編よりも先に書き上げたのがコレでした。
堂上ラブなのは今も変わりませんが、この頃はあまり気が多くなくて眼鏡克哉と堂上篤のふたり限定で激ラブでしたね〜。だから書くのが楽しくて楽しくて。基本SS書いてる時は楽しいんですけどね。この時は特に。ただ、最後までプロットが立ち上がっている時は楽しく書けるんですけど、ラストを決めずに強引にUPすると後がキツイ。当たり前なんですけどね。ラスト決めずに勢いで更新しちゃった自分がいけない。更新が止まっている連載物はみんなそのパターンですよ、ほんとすみません。
郁は無駄遣いをするような女の子ではなさそうですよね。服も人並みには色々持っていそうだけど特別お洒落って感じでもないので、そんなにお金を掛けることもなさそうだし。なので意外にも家計はしっかり守っていて、フリーマーケットなんぞあろうもんなら率先して飛び込んでいくのではないかと妄想して出来たのがコレ。
私が住んでいる場所の近くの市民公園でも月一回日曜日に開かれるフリーマーケットがあるんですけど、そのフリマイメージしながら書きましたね。
値引交渉も日常茶飯事。郁のように値切ったことも何度もありますですよ。
この交渉もフリマの醍醐味ですよね。出店したこともありますが、値引き前提で若干上乗せして値段札付けますから。
降り始めの雨の匂い、というのも好きで。そのまま上がってしまうこともあれば本降りになることもあるわけですが、このSSでは雨は本降りとはならなかったようですね。狐の嫁入り、と言っているぐらいだから小雨…かな。
堂上教官モノローグは書いていても実に楽しく書き易い。これが眼鏡克哉とか三蔵とかだとモノローグは難易度高いんですよ。ふたりとも性格捻くれてるから。眼鏡克哉はこんなことは思わない、三蔵はこんなこと考えない、っていうのが多過ぎて先が続かないんですよね。それでも書いてみたかったりするんですけど。
このSSの中で一番書きたかったのが堂上教官との相合傘。大人ふたりが入るのには狭い女物の折り畳傘。だから堂上教官は郁を引き寄せるわけですよ。またそこが萌える。想像しただけで涎が…。多分このシーン書きたいが為に引っ張ってあんな長文になってるんですね。
堂上教官と郁の会話も考えるのが楽しい。でも書いていて割とスムーズに書けるのは堂上教官と郁と小牧教官3人の会話だったりします。いい具合に小牧教官がさらりと突っ込んでくれるキャラなので、先に進みやすい。そして郁が小牧教官の台詞に焦ったりするのがまた楽しい。堂上教官も小牧教官には敵わないというか、付き合いが長いだけに郁よりも自分のこと良く知ってたりするんで、郁のことは上手く丸めこめることが出来ても小牧教官のことはそうはいかなくて多少は扱い辛いところあるんじゃないですかね。またそんなあたりも萌えポイントなんですが。
とにかく楽しく書かせていただいたSSでした。ひさしぶりに読み返してみようかな。自分で書いたものだから照れ臭いというか、恥ずかしいというか。複雑なんですけどね。